台湾式工夫茶


台湾の工夫茶は、おいしく入れるための方法が形になったものです。
難しく考えないで、気楽にためしてみてください。
もちろん日本の急須で入れてもいいのですが、
今日は台湾式の茶器を使ってお茶を入れてみましょう。

1.
茶壷を暖める。お湯は沸騰させた後、一呼吸おいた位のものを。
できれば井戸水を使うとよいでしょう。
湯の温度が低いと茶の香りが出ません。
2.
そのお湯を茶海に移し、さらに茶杯に移してそれぞれ暖めます。
3.
茶壷に茶葉を入れます。
量は茶壷の3分の1以上2分の1以下位です。
(茶葉の量を節約して長時間湯に浸けるより、
少し多めの茶葉で、湯を入れる時間を少なめにした方が茶の苦味が出ません。)
4.
お湯を少しあふれるくらいになるまで注ぎます。上に泡が浮きますがそれは取り除きます。
(アクを流す爲一回目は捨てると言う人と、一回めから飲用すると言う人がいます。一箭目を捨てた場合は、再びお湯を注ぎます)
5.茶壷の上からお湯をかけて茶葉を蒸らします。
(20秒〜30秒・濃淡の好みは時間を適当に調節してください.)
茶葉を長時間湯に浸けない様に注意しましょう。
葉が開くのを待つ間に茶杯の湯を捨てます。.
6.茶海に注ぎます。これで、茶杯に注ぐ時に、濃さが均一になります。
7.茶杯に注ぎます。
8.まず、香りを楽しんでからいただきます。
2・3回目以降は湯を入れてから注ぐまでの時間をやや長くしていきます。